箱庭の住人 その9 クロヒメ2013年07月26日

クロヒメ。一人称は「妾」。武家のような言葉遣いをする。

白黒城に1人で住むお姫さま。自分の好きなものだけで出来た城の中で1日を過ごす。
クロヒメは、あらゆるものを、好き=白、嫌い=黒、どうでもいい=グレーの色に変えてしまう存在でつねに彼女が塗りつぶしたモノクロの世界にしか居ることができない。ただし瞳にだけは色が入っていて、彼女の好みが変わると瞳の色も変化する。しかしクロヒメ本人ががそれを知ることは不可能である。

自分の好き嫌いに絶対の自信を持っており、異論は認めない。とてもワガママで、妥協や融通といった言葉を知らない石頭。オールオアナッシング。周囲が認めるまで、自分のこだわりを訴えつづける。それでも通らないのなら、自分から消えてしまう。ぶつぎり君がクロヒメを担いで、彼女を満足させる為に東奔西走する姿をたびたび見かける。

ワガママ放題のお姫様なのだが、住人たちは何故かクロヒメのこだわりには一目置いており、何かと考えを譲ったり、協力したりと甘やかしている。

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