イギリスに行ってきた その2 -メシマズ?編-2014年10月21日

イギリス旅行、第2の目的。イギリスめし。
すごーく長いので暇な時間に見るのをオススメします。

食えるモノが無くて痩せて帰ってきた。名物フィッシュ&チップスからしてもうマズい!この時点でもう終わってる!…等々。食べ物がマズい事で有名なイギリス。
果たしてこの噂は本当なのか?本当ならどれぐらいマズいのか?
いやいや最近では、イギリスの食事レベルも上がったんですよという話も聞く。
ならばその上がった食事レベルとは如何ほどなのか!
実際のイギリスめしのマズさを体験したくて旅立った、と言ってもウソじゃない(ドM)旨いものが食べたくて来たんじゃない。マズいのドンと来い!むしろ来い!とウキウキしながら、機内食、名物、庶民の食事、ごちそう、スイーツ、色々食べてきました。

<1>機内食・往路
飛行機に乗った時点でもうイギリスめしは始まっている。まずはブリティッシュエアウェイズの機内食から。焼きそば(何故)と、イングリッシュブレックファスト。率直に言って、フツー。他の航空会社のとさほど変わらず。デザートおいしかったです。

<2>ホテル近辺のガストロパブ(写真左上・左中)
ここはホントに全ての食事がマズかった時の駆け込み寺として探しておいたもの。
現地在住の日本人の方がブログでオススメしていたお店で、さすがオススメなだけあってとっても美味しかった!!量もたっぷりで、メイン一皿でおなか一杯。お得。
ちなみにイギリスのパブは日本とは大分イメージが違っていて、誰でもお手軽な値段で食事とお酒(もちろんソフトドリンクも)が楽しめる。ちょっとそこ入って食べましょうか的な感覚で入るらしい。ファミレスみたいなものだろうか?で、ガストロパブは食事に力を入れてるパブ、ということらしい。

<3>ホテルの朝食(写真中央右)
観光客も多い普通のビジネスタイプのホテル。毎朝日替わりで数種類のパンとフルーツにチーズやヨーグルト等々。ビュッフェよりお安い分、出るものがしょb…少ない軽食タイプとの事でしたが食べきれない程いろんなパンいっぱいで、選択肢は結構色々。ホテル内で焼いてるのか、ほんのり温かくておいしい!中でもクロワッサンはパリッパリでふんわりしっとりで格別!口コミで「許せない味」と評されていた紅茶があったので選んでみたwけど、許せちゃう味でした…期待しすぎたかしら。これは多分コーヒー大好きな私が、インスタントの味にガックリきちゃうように、紅茶の味にこだわる人だと許せない味なのだと思います。たとえるならば、そう、リプ○ン。
あ、シリアルがとてもマズかったです!ミューズリーや、パサパサした味のしないクラッカーみたいなやつ。ああいうののマズさはどこも共通なのかなぁ。

<3.5>マーマイト(写真右上の角)
ホテルの朝食についてきた茶色いハートの容器…これは!イギリスのメシマズ伝説の一端を担うと言われているマーマイトたん!マーマイトたんじゃないか!!何ソレ?って人は検索してみよう。検索候補に「まずい」って出てくる筈だから。
まずは開封して匂いを確かめる。どうやら発酵食品のようで、味噌やしょうゆに近い香りがする。次にスプーンにとって少しなめてみる。しょっぱい。そして塩味の中からじわじわ出てくる旨味…旨味…旨っ!?ウマいじゃないか!!!!
何だよ~~マーマイト旨いじゃんよーーーガッカリだよ~~~
いや、むしろ良いんだけど。おいしいものが1つ増えて喜ばしいことなんだけど。
ただ、発酵物なので日本でいう納豆的要素というか、キライな人は絶対多く居るタイプ。
バターのように、トーストに塗って食べるのが主流らしいのだけど、個人的にオススメしないな…トーストに味噌をべったり塗ったりしないでしょ?初体験がコレだったら嫌いになってたかもしれない。パンならフォカッチャの様なみっしり系の食事パンに、ちょんちょんと付ける感じかなぁ…
ともあれ私は気に入ったのでお土産に1瓶買いました。パスタソースに大活躍。

<4>コッツウォルズのパブ(写真右上・中央下・右下)
日本人のガイドさんにオススメされて入ったパブ。イギリスらしい食べ物を見つけたのでランチに選びました。ハドック(タラの一種)の燻製。ちょうど一夜干しみたいなしょっぱさと柔らかさ。これがグラタンみたいになって、味の付いていない茹でた野菜と一緒に出てくる。それぞれ別々に食べるとグラタンはしょっぱい。野菜は物足りない味。しかし野菜をグラタンに絡めるようにして食べるとどうだ…ちょうどいいお味じゃないかー!
一緒に頼んだエール(ビール)が進む~。おつまみに頼んだ小魚フライも、にゃたんに分けてもらったフィッシュ&チップスも揚げたてカリカリで美味しかった。他にも空港のパブに立ち寄りましたが、パブのチップス(フライドポテト)ほんと美味しい。エールは元々好きなので本場のが飲めて文句なしです。

<5>スーパーマーケット
観光地の食事処以外の、お安い庶民的なゴハンも食べよう。という事で
地元の人もガンガン使ってる郊外の駅前スーパーで夕食を購入。あんまし料理をしないというのは本当なのか、生鮮食品よりも惣菜が充実してる印象。シンプルなツナサンドと雑穀入りの野菜サラダを買いました。時間が遅かったので売れ残りのだったのだけど…なんという事でしょう…とてもおいしい…普通に、でなく。バッチリおいしい。実を言うと、わたし日本のコンビニやスーパーのサンドやサラダはマズいと思っててあまり買わない。なのにイギリスのこのコ達ったら…完全にこれはイギリスに軍配。テスコのサンドとサラダまじ日本に来てくれーー。味が恋しいーーー。ただしセルフレジ。アレはダメだ。操作わからなさすぎてトラウマになりましたorz

<6>老舗のローストビーフ(写真右中央)
シャーロックホームズの作中にも出てくる長い歴史を持つ老舗シンプソンズのローストビーフ。たいへんお上品な感じで、テーブルではカメラ取り出しにくかったんで写真は入り口のみで…店内や食事は有名店なので多分ネットで出てくると思いますwイギリスメシマズ伝説の影響か、ここも高級なわりに大した味しないみたいに言われちゃってるので、古風な料理はやっぱりマズイのかなぁって思って入りました。当日体調を崩していて胃がムカムカしていたので、こりゃダメかもしれん…と覚悟して。前菜は、素材の旨味がたっぷり溶けたポタージュスープ…じゃがいもベースかな。カレーのようなスパイスの風味が効いていて弱った胃に沁みて…あぁ、スープって癒される~…とじんわりしていたら、お皿の上に自分の手ぐらいの大きさのローストビーフが2枚。フォークを立てると…驚きの柔らかさ!!ナイフを添えて左右に引っ張るだけで切れる。ナイフでごりごりする必要無しで、薬味のホースラディッシュと食べると最高~。ホースラディッシュずっと苦手だったのに、ここのは爽やかでそんなに辛くない。革命が起きてしまった。付け合せのベイクドポテトも表面カリッカリで中しっとり。イギリスってカリッと調理するの得意なんじゃないかなー。胃の不調は何処へやら、デザートも全部平らげてしまった。ここで偶然にも憧れのフルーツほおずきが食べられて大満足!あとナゾのつけ合わせヨークシャープティングがずっと気になってたのですが、名前と見た目に反して、その正体はお麩でした。でっかいお麩…味はうーん、旨いマズイっていうより…お麩だったw

<7>アフタヌーンティー(写真中央上)
コッツウォルズのツアーにセットでついてきたもの。ちょっと良いホテルのカフェでいただきました。ケーキもスコーンも普通に美味しかった。沢山あったので甘さ控えめなのがちょうど良い感じ。ここでもサンドイッチがめちゃうまでした。私の中でイギリス=サンドイッチのうまい国になりつつある…

<8>機内食・復路
帰りの飛行機もブリティッシュエアウェイズ。機内食のメニューも行きの内容とさほど変わらず…だがしかし最後の最後でイギリスのメシマズの本領が発揮された。
食後に出てきたコーヒー。これがありえない味だった!!今まで飲んだ中でダントツのマズさ。タバコの吸殻を漬け込んだお湯の味が!しました!
実際にタバコの浸かったお湯飲んだ事はないけども、灰皿に入ってる水に吸殻の灰や中身が溶けて茶色くなってるの見たことある人は居るんじゃなかろうか…あんな感じ。
もしかしたら前述の、紅茶が許せなかった人のように、コーヒーの味は気にする人だから余計かもしれないが…あまりのマズさに苦笑しか出てこなかった…

総評。
イギリスメシマズ伝説はウソでした!
ソースや付け合せはちゃんと一緒にからめて食べるのが吉。
でも、なんでも全部おいしいよ!とはちょっと違うと思うし、たまたま運が良かった
可能性もあるので、それなりにオススメされてる所で食べたほうがいいかも。



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