中二病って何ぞ2011年02月07日

オタクな人々と交流をしていると、よく耳にする「中二病」という言葉。
(「厨二病」とも書くけど同じ意味らしい)
なんとなくニュアンスは分かってたんだけど、深い意味や使いどころが実はイマイチ
よく判ってなかったので、しのみに聴いてみたら、自称「元中二病患者」だったらしく
色々と話をしてくれました。

自分は今まで「オタク=中二病」で、例えばギャグで漫画やゲームっぽいセリフ回しをしたり
表現をするとき詩的な言い方を好んで使うことを言うのかなと思っていて
だから自分も中二病なんだろうと。自分の言動で該当してるだろうと思った箇所を
提示してみたのだけど、どうも違うらしい。
しのみ曰く、中二病な人は漫画っぽいセリフ回しにしても、ギャグじゃなくて本気なのと
詩的な比喩を使うにも、表現の手段ではなくファッション的な使い方をするんだそうな。
伝えたい意図や意味はないけど、語感がカッコイイから使うらしい。
あと、漫画やゲームにありそうな設定を自分の設定として取り込んで
ごっこ遊びをする・・・のではなくて、本当にそうだと信じて修行とか始めてしまうらしい。
例えば、自分は平凡な中学生として生活してるけど、本当は異界の勇者で
実はスゲー必殺技が使えるんだけど、異界の魔王にそれを封印されていて使えないので
また使えるように必殺技の練習(ポーズとか素振りを繰り返す)をしたりするらしい。
そんなヤツいなかったし、自分で考えついたこともねーよ!!と爆笑しっぱなしだったのだけど
自称霊感少女とか、自称風を操る能力がある、という例を出されて
中学時代の友達にそんな女の子が居たのを思い出した。
その子もゲームが大好きで、結構趣味の合う友達だったんだけど
登下校中に時々「私は霊感がある、ここは霊が居るからお線香の匂いがする」とか
「今降ってる雨を止ませることが出来る」と言って目を閉じて念じ出したりしてて
別の友達から「嘘つき」って陰口叩かれてたりしてた。そうか彼女は中二病だったのか・・・
霊感は人それぞれだろし、雨を操る人も、まぁ世界中に数人くらいは居るかもしれないけど
もしかしたらソレは思い込みなんじゃないかなーくらいに考えてたよ。

こういう行為の背後にあるのは普通な自分に多少コンプレックスを抱えていて
これらをする事で「自分だけは特別」感に浸りたかったからなのだそうな。
で、大人になっても時々そういうカッコつけのようなものをしちゃうらしい。
当時の自分は逆で「普通になりたい病」で、周囲と同じ趣味や、皆が出来ること
知ってることを知らない、興味が無い自分が大嫌いで恐ろしくて必死で取り繕っていて
今でも時々そういう状態になるので、逆中二病ともいえるのだろうけど
基準が「普通」にある時点で似たような病なのかもしれない。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://aubergine.asablo.jp/blog/2011/02/07/5667361/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。