潜水!水面の星。2006年09月08日

たゆたう水面に 星の映る影がゆらめいても
ほんとうの星は 見失っちゃいけない。

なんとゆーか
ここ数ヶ月間、フラフラしっぱなしです。
頭が…とかじゃなくて、んーと
決意的なものを一点に集中できないような…
自分が何をしたいのか解らなくなってきている。

どんな絵を描いたらいいのか
どんな絵が売れるのか…
そんなことばっかり考えてる。
正しい絵なんて無いはずなのに
人の描く絵を見ては、いいなぁうまいなあーと思い
こんな風に描けたらいいのにと思ってしまう。

今まで何十枚も、何百枚も
「ご期待にそえる絵」を描こうとして、描いてきて
実際そのようになったことなんて、ロクになかったと思う。
職人的絵描屋としての器量が全然足らないと痛感している。

一方で、何の期待も背負わないで描いた絵が
「いいよね」と言われる事も、何度か経験している。
「うまいね」じゃなくて、「いいよね」
多分これは、技術じゃない何かの事を言われている気がする。

自分は…技術力の高い絵の人に、正直かなり嫉妬している。
と同時に、日々の技術鍛錬が出来ない自分の怠慢さに腹が立つ。
けども技術でない何かがある絵に、
あの重たい感情は湧いてこない。
ただ絵から出ている何かに感動し、その感動に
あるいは感動を生んでいるその絵自体に励まされる。

どういう風になりたいの?と訊かれたら
私は後者の絵描になりたいと思っている。
だとするなら、少しはもう出来てるんじゃないの?
…と思う、の だが
悲しいことにこれだけではゴハンは食べて行けないのだ。
これで食べてる人もヨノナカには居ますけれども
それってとっても少ないんじゃないかと思う。
絵でご飯を食べている人の大半は、昔からいつだって
ご期待に添える絵を描く事のできる、技術力の高い絵描きさんだ。

…てことは、私が嫉妬しているのは
絵でご飯を食べていけるくらいの
絵が描けるというトコロなんじゃろうか?

自分の絵でゴハンが食べていけるようになりたい。
けど、技術絵描きにはなりたくない。
うわなんだこのジレンマ?

なら、技術力の高い、かつ技術じゃない何かが出てる
絵が描けるようになればいいのか。
…結局努力不足ってことなんですかね…!(がくん

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