GWにっき 前編2011年05月06日

GW…甘美なる響きの大型連休。今回は連休中のにっきまとめ・前編です。
今までの自分のGWは暦通りか、休日出勤か…てトコだったのですが
今年は連休の隙間にもお休みができたので、見事な10連休になりました!
というものの、大きな旅行の計画も特になく、暇を持て余すなら実家に顔出しするかなぁ…くらいの
予定でいた連休前、相棒にゃたんから「うちの実家に遊びに来ない~?」とお誘いがっ!
それは楽しそうだ!という事で、予定繰り合わせて金沢まで一泊の旅に出て参りました。
連休初日に実家に戻り、荷物を置いて身軽にして、新作ゲーム「パタポン3」を
電車のオトモに特急に乗り込む。名古屋~北陸間って初めて乗る路線なのでワクワクでした。
車窓から見える山里と、線路沿いにモリモリ咲く菜の花がおいしそ…いや、美しかった~!
この日の天気予報は晴れ…のはずが、金沢に着いたら激しい雷雨。
通り雨か…?と思うも一向に治まらず。お店を何件か梯子する間も外に出た途端雨足が強まる。
……これは…もしや…私また嫌スキル発動したかorz←雨女
私が旅行に行くと大抵の目的地は天候が荒れるのです…。

金沢のにゃたん宅周辺、自分の実家付近の景色に雰囲気が近かったのが印象深かった。
住宅地の道幅や古くから残ってる民家のデザイン、自然の残存度、建物の間隔なんかが
似ているのです。金沢といえば元は加賀百万石の城下町。私の実家も金沢とは比べものに
ならない程小さい規模ですが、元は城下町。場所は違えど属性が同じなら景色は似るのだね…と
加賀と言えばお麩も有名らしく、近所のお麩屋さんのランチをいただきました。
生麩の山葵醤油から始まって、味噌田楽、フライ、酢の物…全てのおかずが麩!おふ!おっふ!
ゲームならば全編麩縛りやりこみプレイと例えればよろしいだろうか…
どれも無理なく充分美味しく、お麩のポテンシャル高ぇ…!と感心。
お麩を堪能した後は茶屋町へ。江戸時代の建築様式が残された通りはまるで異世界。
ちょっとしたテーマパークみたい。統一された外観と控えめな看板。
とてもオシャレかつ雅なる町並み。

約200年前の建物が丸ごとそのまま残っているお茶屋に入って、当時のお茶屋遊びについての
説明を受ける。要約すると偉いご身分の殿方たちが、芸妓さんのいるお店に入って飲み食いする。
贅をこらした内装や装備、遊びに至るまで色々な「粋」という名の暗黙の了解的な
魅力を内包させておき、それを互いに感じ取る遊び…なのかな。
例えば内装や装備の素材であったり、花の生け方、歌や音楽であったり。そういう魅力を察して
おかないと、野暮なやろうだ。と鼻で笑われてしまうのだそうな。
なんというか、殿方vs芸妓のプライドとプライドの戦いっぽくて、聞いてて怖かった(苦笑)
これが、窮屈なお勤めに疲れた殿方を癒す唯一のガス抜き場所だった。
というのだから…どんだけ息苦しかったのよ!江戸時代!

その後はにゃー一家と夕食をいただいたり、お土産やさんを眺めたりして戻りました。
にゃー一家とは料理の好みがナス一家とかなり近い…気がする。

GWにっき 後編2011年05月06日

金沢から戻った後は、名古屋の友人たちと恒例のお昼ごはん会。その翌日すぐに熱海へ。
元々我が家の旅行は予定していなかったのだけど、直前になって突然、しのみ(旦那)の
旅行行きたい!企画が発動。時間的かつ経済的なコストを考慮してナス実家→関東の自宅間で
今でも宿が取れる場所…で導き出されたのが熱海だったらしい。

観光地もお宿もすべてしのみチョイスのお任せプランだったので何も期待せずに行きました(酷)
いや…だって私何も調べてないんだから、事前に何かの期待とか、しようがないじゃない!(苦笑)
2日に到着したときは、土産物屋が軒を連ねるアーケードや、海岸沿いの旅館街はあるものの
どこも閑散としていて、あぁ、昭和時代に大人気の観光地も今はすっかり廃れてしまったのね…
などと侘しく思っていたら、翌日(祝日)は昼からどこも人ぎゅうぎゅうの激混みでした。
廃れたとか言ってすいませんでした!orz
宿泊先の旅館もコスト面重視で、歩くと床がギイギイいう古いところだったのですが(笑)
お風呂がちょっと有名だったらしく…ジブリの映画にも出てきたらしいローマ風呂のある宿でした。
ローマ風呂って何ぞ?と行って見たら、25mプールかよ!って広さの大理石風呂と
テルマエ・ロマエかよ!ってツッコミたくなるアウグスティヌス像。像が。風呂に。
いや…いい思い出に…なったよ…。

熱海から関東の自宅に戻ってからはオタ充のターン!
前々から気になっていた、ジャンヌさんの眼鏡と、ゼロさんのフィギュアを見に
秋葉原に繰り出したり、ベヨネッタジャンルでお付き合いのあるフォロワーさんと
一緒にブルジョワおやつの世界に浸ってみたり…
フォロワーさんのオススメ、ピエール・エルメ様のケーキをいただいてまいりました。
昼食後だけどケーキ2個喰ったさ。ああ喰ったとも!よく食べるコだよ!
ラズベリー&ライチ&ローズの風味が濃厚に凝縮された、イスパハンというお菓子に
ワタクシ、ゾッコンであります。ひとくちで耽溺してしまう…
ブルジョワおかしはお値段もブルジョワなので、そう頻繁には食べに行けないですが
年に1回か2回くらいの贅沢なら、いいじゃない!

マインドの一段上2011年05月18日

ネットだとついったーにお熱を上げすぎていたので(笑)クールダウン&気分転換も兼ねて
今日は色々な場所を一巡りしてみたり、周りから飛び込んでくるお話に触れてみたり。

なんだか、やっぱり、今までのことは予行練習だったんや~…じゃないんですけど
「今まで通り」が通用しなくなってきて、うまくいってない人たちと
うまくいかない仕組みに気づいていて、別のスタンスを取っている人に
分かれてるなぁと思った1日でした。もちろん自分も含めて。

私は前者と後者の間をいったりきたりしているトコなんですが
この、二分されっぷりがホントにクッキリしすぎていて、水と油のごとく混じらない。
ズガンと前者にハマってガッツリ乱れるか、フワっと後者に上がってスルリと安定するかの
どちらかで、我ながら苦笑しつつも、面白いなと思っておるところです。

ツライなーっていう目に遭っているときは、どれも共通して頭の中がザワザワしていて
何かを責めたり、怖がったりしていて、その反面ものすごく寂しがっている。
それからナントカして逃れたくて、必死に編み出した自分の思考こそが味方であり
正義だと信じてる。つまり他は悪で、敵で…だからそれ以外は責めるし、怖いし…の堂々巡り

ところが泥沼化した戦場のようなそのフィールドから少し視点を上げられると
今までの泥沼が夢のようなものだったと気づく。夢から覚めるので、そのとき感じていた
「リアルさ」は消えてしまう。敵も味方もない、ただの、しかしかけがえのない自分たちが見える。
起こることすべてが肯定的に見えるから、色々なことがたやすくなる。

厄介なのは、一旦後者を知るまで、前者は後者の感覚が「存在しない」と思ってること。
夢の中のツラさから脱却するには、夢から覚めるしかない。それに後者の感覚を
一度知れば、また夢のフィールドに埋没しても、もどってこれる…のだけど
夢の中しか知らない人は、夢の外をなかなか認識できない。キツイキツイといいながら
そのまま一生夢のフィールドで戦い続けることだってありうる。

伝えるのが難しいんだけど、色んな方面でラクなのは、明らかに後者なんだよなぁ…
後者なんだけど、気が付くと前者にすべり転げている、私の足元の危うさよ(苦笑)